院長挨拶
いつでも、どこでも、安心して医療を受けられるために
念願だった新病院を2010年5月にオープンしました。
1949年創設以来地域の方々に支えられ、期待と信頼されていることを感じ身の引き締める思いです。
この間、新しい病院の役割は何かと考えてきました。
限られたスペースとマンパワーで私たちが担わなければならないことは何か。
一つは「救急医療」です。
東京都にはたくさんの病院があるにもかかわらず、色々な理由で救急車を断らざるを得ない状況があります。
大田病院では「断らない医療」を目指してこれからも積極的に救急医療に取り組んでいきます。
139床の一般病棟では内科、整形外科、外科を中心に治療します。
急性期、手術、検査など幅広く見ていきたいと思います。新しい役割の病棟として回復期リハビリテーション病棟を50床で始めました。
病気の治療の後の社会復帰にむけたリハビリテーションを主に行う病棟です。
今までにあまりおつきあいのなかった病院とも連携していくようになると思います。
新しい連携が私たちを育てていってくれるのではないかと思います。
従来の法人内事業所との連携にとどまらず地域の医療機関や事業所との強力な医療・福祉・介護の連携をもち、「いつでも、どこでも、誰でも安心して医療を受けられるために」という願いとともに安全な医療を追及していきたいと思います。
大田病院 院長
田村 直
大田病院の理念
上記の理念を実現するための「基本方針」として以下のことを掲げます。
1.医療の安全を最優先します。
2.全職員が知識・技術の獲得に努め、絶えず医療の質の向上に努めます。
3.患者さまの人権を尊重し、無差別平等の医療を堅持します。
4.差額ベッド代(差額室料)を取らず、患者さまの負担軽減に向け努力します。
5.全職員のコミュニケーションを良くし、笑顔のあふれる接遇に努めます。
6.「予防からリハビリまで」「入院から在宅まで」の継続した医療を追求します。
7.地域の人々のニーズと声を大切にします。
8.地域の人々と生活、文化を共有し、戦争に反対し平和な社会づくりに貢献します。
9.地域の人々とともに、より良い医療、福祉、社会保障制度をめざします。
10. 職員が生きがいをもって働き続けられる職場をつくります。
大田病院をご利用のみなさまへ
大田病院患者の権利宣言
大田病院は
“だれでも安心してかかれる病院”
“心通い合うあたたかな病院”
“地域のみなさまと共に歩む病院”
づくりを理念にしております。
そのためには、大田病院をご利用いただくみなさまと私ども職員との信頼関係がとても重要だと考えております。
また、より安全で良質な医療を提供できるように日々心がけるとともに、みなさまと共同の上で、以下のような医療をめざしております。
患者さまは、社会的地位や思想信条宗教など個人的な背景にかかわらず、差別なく適切な医療を受けることができます。また、医療制度の改善を国や自治体に求めることができます。
患者さまは、一人の人間として人格、価値観などを尊重された医療を受けることができます。
患者さまは、わかりやすい言葉で十分な説明を受け、納得し同意した上で医療を受けること、または拒否することができます。
患者さまは、いま受けている医療について、いつでもご希望を申し出ていただくことができます。また、主治医以外の医師の意見を聞くこともできます。
患者さまは、セカンドオピニオンを希望することができます。その場合、必要な診療情報を提供いたします。
患者さまは、病院内でのプライバシーは可能な限り保護されます。
医療上の個人情報は当院の管理基準に則り管理保護されます。また、ご自分の診療情報の開示を求めることができます。
患者さまは、ご自分の健康に責任を負う立場で、必要な医療についての教育を受けることができます。
2016年4月 大田病院