転倒・転落を防止し、安全な入院生活を過ごしていただくために

入院される患者様やご家族の皆様へ

病院は転倒・転落を防止するために、病院全体がバリアフリーに設計されています。
しかし、入院後に廊下で転倒されたり、ベットから立ち上がる時にしりもちをついてしまうなど、思いもよらないことが起きます。                                            患者様にとっては、入院生活が普段の生活環境と異なることや、ご病気などでいつのも体調とは異なっていることで転倒・転落が起きやすくなります。
特にご高齢の患者様は、体力や筋力の低下が加わり、その危険性は高くなります。
転倒・転落が起きた場合、打撲や骨折などさらに状態が悪化したり、深刻な結果を招く恐れがあります。                                                       私たち職員は、患者様に元気になって退院していただきたいと思っております。私たちは患者様やご家族の皆様とご協力し、転倒・転落防止に努めてまいりたいと思っております。

転倒・転落を防ぐための注意点

◆大田病院の転倒・転落の傾向

 1. 70歳以上のご高齢患者様
 2. トイレに行こうとしたり排泄動作の時
 3. ちょっと物を取ろうとした時
 4. 日中の午後の時間帯
 5. 睡眠安定剤や下剤、尿が出やすい薬などを内服している患者様

◆入院中には下記の点にご注意ください

 はきものについて 
入院の時はかかとのあるはきものにしましょう。またご自宅でのはきなれたもので、すべりにくい靴底のものをお持ちください。
 杖や補助具について 
普段から杖をお使いの患者様は、入院時にもお持ちください。他の方の杖と区別ができるように名前を明記してください。
車いすは基本大田病院でご用意したものをご使用ください。他にも必要な補助具や装具がありましたら、入院時看護師にお声をかけてください。
 動作の範囲について 
入院の患者様は病状に合わせて安静度とともに、その方に合わせた行動範囲や動作の制限が決まっています。医師の指示の制限範囲を守って行動しましょう。
自己判断で動くことは危険です。また不安な時は看護師などスタッフにお声をかけていただくと介助をさせていただきます。
 ベットの高さについて 
ベットはリモコンで高さや背もたれを変更できますが、基本患者様に合わせてベットの高さをスタッフが調整させていただいています。変更をご相談したい患者様はスタッフに一声おかけください。またベット柵はきちんとつけましょう。
 手すりのご利用について 
お部屋やトイレ、廊下、浴室には患者様の使いやすさを考えて、多くの手すりが設置されております。
安心して動作ができるように、積極的にご利用していただけるようお願いいたします。特にものを持って歩くときには、片手はいつでも手すりにつかまれるようにしましょう。

 内服薬について 
内服薬によっては、体がふらつきやすくなるものもあります。また下剤や尿が出やすくなる内服薬によっては、トイレまで急ぎたくなることもあります。入院時に内服薬はチェックしていますが、スタッフとともに心配はないか確認しましょう。

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